宮廷律
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/14 05:06 UTC 版)
宮廷律(dróttkvætt、吟唱韻律とも)とは、スカルド詩に見られる韻律の形態である。1つの詩は通常8行からなる。各行は6つの音節をもち、そのうち3音節に強勢が置かれる。強勢が置かれた音節は揚格と呼ばれ、そうでない音節は抑格と呼ばれる。奇数行の揚格の内2つと偶数行の最初の揚格に頭韻が置かれる。また行内韻も用いられる。奇数行に用いられるものを半韻(子音のみ一致)、偶数行に用いられるものを完全韻(母音とそれに続く子音が一致)と呼ぶ。行末の2音節はトロケ(toroké、揚格・抑格の順に並ぶ韻脚)を構成する。
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