実業家・投資家としての顔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 14:40 UTC 版)
「リチャード・ホルブルック」の記事における「実業家・投資家としての顔」の解説
外交官としての経歴の一方で、実業家・投資家としての顔も併せ持っていたことで知られる。リーマン・ブラザーズやクレディ・スイスで経営に携わった経歴を持つほか、未公開株を専門とする投資会社・ペルセウス LLCの副会長を務めていた時期もある。 また、国連大使を離任した後の2001年2月から2008年7月までのおよそ7年半にわたり、AIGの取締役会にも名を連ねていた。彼が取締役を務めていた時期は、ちょうどAIGが非常に投機的なクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)に投資を行っていた時期であり、この投資が後にサブプライムローン問題に端を発した金融危機の際のAIGの経営危機と、連邦政府による公的救済(1000億ドルを超える公的資金注入)を招くことになったことから、取締役会の一員であった彼を批判する向きもある。 また2008年6月には、コンデナスト・パブリケーションズが発行していたビジネス専門ウェブマガジン『コンデナスト・ポートフォリオ(英語版)(Conde Nast Portfolio) に、自身と息子が住宅ローン大手のカントリーワイド・フィナンシャル(英語版)社から、同社の当時のCEOであるアンジェロ・モジロ(英語版)の私的な友人ということで、一般よりも特別に利率が優遇された(低利の)ローンの提供を受けていたのではないかとする疑惑を報じられている。
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