学士・修士一貫教育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 05:29 UTC 版)
「学士・修士一貫教育」の記事における「学士・修士一貫教育」の解説
大学の学部(学士課程)の修業年限は学校教育法により4年であり、大学院の修士課程の一般的な修業年限は2年である。そのため、普通に就学すると学士課程と修士課程を修了するのに6年かかるが、日本の様々な大学が学部と修士課程を連携させ、6年の連携プログラムのに加えて、5年や4年の一貫教育で両方の学位を取得することができるプログラムを設置している。 この教育プログラムが設置され始めた背景には時間的・費用的負担を軽減することで、現在伸び悩む大学院進学者を増やしたいという目的や、優秀な学生に短期間で修士号まで取得してもらって社会に出てもらいたいという目的などがある。 仕組みには、学部を3年で終え、大学院の修士課程を2年で修了するものや、学部4年時に学部科目の履修と同時に大学院修士課程の科目の履修を開始することで修士課程まで5年で修了できるようにするものなどがある。大学院飛び級試験に合格することにより、学部を中退して大学院の1年に編入できる例もあるが、これは入試時に示していないので厳密には一貫教育ではない。 慶応義塾大学では湘南藤沢キャンパス開設25周年を記念し、2015年度より、総合政策学部、環境情報学部、大学院政策・メディア研究科で「学部・大学院修士4年一貫教育プログラム」を開始した。このプログラムは学部の課程を3年、修士課程を1年で修了するものである。
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