婚姻(こんいん)
戸籍法の定めるところによると、市町村の役場に備え付けられている用紙(婚姻届)に必要事項を記入し、受付窓口に提出することで婚姻を届け出る。婚姻することを結婚と言ったり、入籍すると表現したりすることもある。
婚姻の要件は、原則として、20歳以上の成年であることだ。未成年であっても、男性は18歳、女性は16歳であれば、親の同意を得ることで婚姻をすることができる。
厚生省(現在は厚生労働省)の人口動態統計によると、1999年の婚姻件数は76万2011組だった。また、初婚年齢の平均を見ると、男性は28.7歳、女性は26.8歳となっている。特に、女性の晩婚化が進んでいると言われることもある。他方、離婚件数については、25万 538組と過去最高を記録している。
50歳までに結婚をしたことのない人の割合を調べると、1960年までは男女ともに1%台で推移していたが、その後は上昇を続け、1995年には男性8.9%、女性5.0%となっている。
国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査によると、男女ともに結婚する意思の低下が指摘され、シングル志向や、親との同居生活に満足するパラサイトシングルの増加などにより、あえて結婚を選択しないという人たちが増えていると考えられている。
(2001.02.24更新)
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