姓名不詳の水夫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:19 UTC 版)
2009年、元弁護士のロバート・ターボックス (英: Robert Tarbox、1975年8月に顧客への支払いの不履行を理由にカリフォルニア州最高裁判所により弁護士資格を剝奪された) が、1970年代前半にある水夫がターボックスの事務所を訪れて、自分がゾディアックであると告白したと主張した。ターボックスは守秘義務により水夫の名前を明かさなかった。水夫は見たところ明瞭な人物で、自身の犯行についてターボックスに話した。説明は手短だったが、ターボックスが話を信じるのに十分なほどの説得力があった。水夫は自分の殺人を止めようとしていると話していたが、二度とターボックスと会うことはなかった。ターボックスはバレーホ・タイムズ・ヘラルドに全面広告を出した。広告には、ターボックスはアーサー・リー・アレンの汚名を晴らすことになると書かれていた。アレンの濡れ衣を晴らすことが、ターボックスが30年前の会話を明かした唯一の理由であるという。ロバート・グレイスミスは、ターボックスの話は全体的に尤もらしいと評した。
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