ロバート・グレイスミスとは? わかりやすく解説

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ロバート・グレイスミス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/25 09:35 UTC 版)

ロバート・グレイスミス(Robert Graysmith,1942年9月17日-)は、ノンフィクション作家。元風刺漫画家。フロリダ州ペンサコーラ生まれ。

概要

彼の最初の名前はロバート・グレイ・スミスだったが、最初の妻と離婚したあとの1976年に姓を「グレイスミス」に変えた。サンフランシスコ・クロニクル紙で二人目の妻と出会い、結婚して一女をもうけたが、1980年の別居後、1983年に離婚。

サンフランシスコ・クロニクル紙に風刺漫画家として在籍していたグレイスミスは、ゾディアック事件に遭遇して事件に関心を持つようになった。捜査が行き詰まり、世間では時間が風化していくなか、グレイスミスは粘り強く独自の調査を続けた。その成果を1986年には「ゾディアック」(原題:Zodiac)というノンフィクション作品にまとめて出版、ベストセラーとなる。同書のなかで、彼が導き出した結論は論争の的になっているが、この問題についての第一人者と目されている。

1990年代、ニューヨークにおいて、ゾディアックの模倣犯が現れた際には、ニューヨーク・ポスト紙は、彼にコンタクトを取っていることからもその評価がわかる。

2003年、グレイスミスの「The Murder of Bob Crane」を原作とした映画『ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター』が公開された。

2007年、グレイスミスの「ゾディアック」と「Zodiac unmasked」を原作とした映画「ゾディアック」(監督・デヴィッド・フィンチャー)[1]が公開された。ジェイク・ギレンホールがグレイスミス役をつとめた。翌2008年、グレイスミスは脚本家ジェームズ・ヴァンダービルトと共にUSC Scripter Award(英語: USC Scripter Awardにノミネートされた。

作品リスト

  • ゾディアック(Zodiac) (1986年)
  • The Sleeping Lady : the trailside murders above the Golden Gate (1990年)
  • The murder of Bob Crane (1993年)
  • Unabomber : a desire to kill (1997年)
  • The bell tower : the mystery of Jack the Ripper finally solved in San Francisco (1999年)
  • Zodiac unmasked : the identity of America’s most elusive serial killer revealed (2002年)
  • Amerithrax : the hunt for the anthrax killer (2003年)

出演

  • ゾディアックを名乗る者(2024年・Netflix)

脚注

関連項目





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