契約更改でのエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:38 UTC 版)
現在ではセットアッパーや最多ホールドなど中継ぎ投手も脚光を浴びているが、当時は江夏豊らの活躍で抑え投手は目立っていたが中継ぎ投手はまだ影が薄かった。激務の割に給料が上がらないと悩んだ清川は、毎年年俸交渉の際に球団が差し出す、全登板試合の事細かい査定表以上に細かい記録を自分で付けて出し交渉に望んだ。その一例が『週刊ベースボール』の「記録の手帳」で紹介されていたインヘリテッド率と呼ばれるもので、自分の投球で本塁に返した走者の数を、前の投手が残した走者の数で割ったものであった。これを見せられた球団社長の前田泰男が興味を示し、球団が譲歩して年俸アップを勝ち取った。 後に発売された漫画『グラゼニ』の主人公・凡田夏之介には、同じ中継ぎ左腕で給料に関するエピソードなど共通点が多く親近感を覚えたという。
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