失敗した改良
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 23:19 UTC 版)
1943年秋から電気で推進するMk.18が投入され、Mk.14も1943年春から兵站局により改良型信管を搭載したものが供給された。これにより部隊側も磁気信管の使用禁止を取り消したが、実際に使用されると動作が不安定で信頼性は相変わらず悪い状態であった。更に、触接信管は構造変化によって強度不足が悪化しており、命中しても簡単に動作不良を起こして不発する事態が多発した。 「ティノサ (潜水艦)#第1、第2の哨戒 1943年5月 - 8月」および「ローレンス・R・ダスピット」も参照 ガトー級潜水艦の「ティノサ」では、第三図南丸に向けて魚雷12本を発射・命中させて爆発したのが1本もしくは2本のみという事態が起き、これらを筆頭に前線から魚雷不発の報告が相次いだ。ティノサ艦長のローレンス・R・ダスピットは、米海軍太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツ大将に直訴を行い、太平洋艦隊は1943年春から大規模な調査を開始した。
※この「失敗した改良」の解説は、「Mk14 (魚雷)」の解説の一部です。
「失敗した改良」を含む「Mk14 (魚雷)」の記事については、「Mk14 (魚雷)」の概要を参照ください。
- 失敗した改良のページへのリンク