太陽黒点の観測記録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 05:10 UTC 版)
「マウンダー極小期」の記事における「太陽黒点の観測記録」の解説
年代黒点数1610年代 9 1620年代 6 1630年代 9 1640年代 2 1650年代 3 1660年代 1 1670年代 0 1680年代 1 マウンダー極小期の1645 - 1715年の間は、太陽黒点の数が非常に少なく観測された。これらの記録が期間中欠落なくあるのは、17世紀に活躍した二人の天文学者ジャン・ピカールとフィリップ・ド・ラ・イールらのパリ天文台における組織的な太陽面観測が開始されていたことが大きい。1610 - 1681年までのそれぞれ10年ごとに区切った期間での黒点観測数は、右記の通りである。 マウンダー極小期中でも、太陽黒点数の11年周期の変化は太陽黒点の個体数の変化から読み取ることができる。極大は1674年、1684年、1695年、1705年、1716年に観測された。この期間中、太陽黒点活動は太陽面の南半球に集中していた。マウンダー極小期晩期の11年周期は、例外的に北半球面にも現れたことが記録されている。なお、名古屋大学の研究グループは放射性同位体である炭素14Cの分析により、周期が14年に変動していたと報告している。
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