天使になる日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 02:45 UTC 版)
『ひとみデラックス』1985年9月20日号に掲載。ヒロインの坂本みなみが仏光寺夢の介そっくりの容姿であったことから、話題を呼んだ作。 3年1組に所属する野路柚香子(のじ ゆかこ)は優等生だったが、10歳しか年の違わない義母と折り合いが悪く、またクラスメートで、医者の息子である堤に片思いをし、悩んでいた。さらに彼女の頭痛の種は同じクラスの坂本みなみ(さかもと みなみ)の不良行為にもあり、彼女は金髪パーマをかけ、天使になる予行演習をするのだ、と宣言した。そんな彼女を堤は、天使になるよりも人間でいた方が良い、と反論する。 彼女の常識外れの行動はさらにエスカレートし、制服のままでプールで泳いだりもした。そんな彼女に堤は激怒し、自分を大切にしろ、と怒鳴る。同じ日、柚香子は誕生日を迎え、みなみから花をプレゼントされる。彼女が自分の誕生日を知っているのを、柚香子は疑問に思った。その時、自分が定期入れを落としたことに気づき、それをみなみに拾われ、その中に入っていた堤の写真をみなみに見られたと思い込む。 そのことがきっかけで、柚香子はみなみと授業をエスケープすることになり、そしてみなみからある秘密を聞かされる。それを聞いた柚香子は、言葉は生きているうちにしか伝わらないと気づき、義母に対してもっと心を開いて素直になろうと決心する。
※この「天使になる日」の解説は、「緑の炎」の解説の一部です。
「天使になる日」を含む「緑の炎」の記事については、「緑の炎」の概要を参照ください。
- 天使になる日のページへのリンク