天井川トンネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:26 UTC 版)
天井川によっては河床が高くなり過ぎ、河床の下にトンネルを掘って鉄道や道路を通している例もある。こうしたトンネルを総称して天井川トンネルという。 JR東海道本線は、旧草津川、芦屋川および住吉川を、それぞれ天井川トンネルで抜けている。かつて東海道本線は石屋川を天井川トンネルでくぐっており、この石屋川トンネルは日本で最初(1871年、明治4年完成)の鉄道用トンネルであったが、高架化により消滅した。また東海道本線はほかにも、大津市と草津市の境界付近の狼川と野洲市の家棟川を天井川トンネルで抜けていた。 また京都盆地南部において、JR奈良線、片町線(学研都市線)、近鉄京都線も複数の天井川トンネルを持つ。 岐阜県養老郡養老町の小倉谷では、養老鉄道養老線石津駅付近にトンネルが4か所存在するが、これらはすべて天井川をくぐるもので、河川下の煉瓦造りのトンネルを通過している。 愛媛県西条市にある大明神川では、JR予讃線が川の下を通過している。
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