大阪鎮台の発足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 19:20 UTC 版)
大阪鎮台は、1871年に鎮台の数を2から4に増やしたとき、東京鎮台とともに新設された。大阪鎮台の管轄地は、現在の三重県の大部分を除く近畿地方、現在の新潟県を除く北陸地方。鳥取県と岡山県東部以東の中国地方、そして四国地方である。分営を2つおき、第1分営が北陸地方、第2分営が四国地方を管轄した。 第1分営の本営は小浜に置く予定だったが、用地の都合がつかず、12月に彦根に仮設置することにした。第2分営は高松にあり、翌1872年(明治5年)4月12日に2個小隊を松山城に分派駐屯させた。 発足当初は徴兵制がなかったので、鎮台の兵士は旧藩兵から採用された。翌1872年(明治5年)3月に大坂鎮西東北鎮台条例が制定され、鎮台の任務と権限が規定された。
※この「大阪鎮台の発足」の解説は、「大阪鎮台」の解説の一部です。
「大阪鎮台の発足」を含む「大阪鎮台」の記事については、「大阪鎮台」の概要を参照ください。
- 大阪鎮台の発足のページへのリンク