大野町の離脱と平塚市警察の成立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 05:07 UTC 版)
「平塚市警察」の記事における「大野町の離脱と平塚市警察の成立」の解説
自治体警察は設置当初から困難を抱えてのスタートとなった。自治体警察の経費は1948年(昭和23年)7月以降は各自治体負担とされたため自治体警察を置く自治体の財政を圧迫したが、一方では頻発する警備事案など治安情勢の悪化により警察力の強化が求められていた。こうした状況を受けて1951年(昭和26年)6月12日に警察法が一部改正され、町村については住民投票で自治体警察の存廃を決めることができることとなった。 大野町では同年8月10日の町議会で自治体警察廃止の住民投票を行うことを決定(賛成20、反対0)。同年8月20日告示・9月10日投票で実施された住民投票の結果は、賛成1,852、反対346、無効66となり、大野町は同年9月30日付で自治体警察を返上して国家地方警察の管轄となった。 これにより平塚市大野町警察組合も解消し、平塚市が単独で「平塚市警察」を設置することとなり、平塚市大野町警察署も平塚市警察署として再スタートを切った。
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