大札

デジタル大辞泉

おお‐さつ〔おほ‐〕【大札】

読み方：おおさつ

明治時代に、1円以上の高額の紙幣をいった語。

「かけがえのねえ—を」〈魯文・安愚楽鍋〉

おお‐ふだ〔おほ‐〕【大札】

読み方：おおふだ

１ 大きな札。また、大きな制札(せいさつ)。

２ 歌舞伎劇場などで、大人用の入場券。→小札(こふだ)

３ 劇場で、興行の会計を担当する者。

歴史民俗用語辞典

大札

読み方：オオサツ（ｏｏｓａｔｓｕ）

明治前期の額面価格一円以上の紙幣。

隠語大辞典

大札

読み方：おおふだ

1. 芝居などにて営業会計などの一切を司るをいふ。
2. 帳元の下にありて勘定方をつとめる役のことをいふ。〔役者語〕
3. 札売場に詰めて、一切の勘定方を勤める役。
4. 劇場で営業、会計など一切を司ること。
5. 帳元の下にあって勘定方をつとめる役のこと。〔芸能（俳優）〕

分類 俳優、劇場、役者語、演劇

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。