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大塚武松

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/28 05:18 UTC 版)

大塚 武松
人物情報
生誕 (1927-11-09) 1927年11月9日
日本山口県岩国市
死没 2008年1月22日(2008-01-22)(80歳没)
出身校 東京帝国大学
学問
研究分野 日本史(日本近世史)
研究機関 東京大学史料編纂掛東京高等師範学校東京女子高等師範学校上智大学
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大塚 武松(おおつか たけまつ、1878年8月2日1946年12月5日)は、日本の幕末史学者。

経歴

出生から修学期

1878年、山口県岩国で生まれた。東京帝国大学文科大学史学科で学び、1903年に卒業。

日本史学研究者として

1906年、東京大学史料編纂掛補助となり、まず外務省の『大日本外交文書』の編集に携わった。1911年文部省維新史料編纂会常置委員となった。1917年に維新史料編纂会編纂官となり、『概観維新史』の執筆の中心となった。1927年、欧米留学を命じられた。1935年より東京高等師範学校教授を兼任。その他にも在任中には京都帝国大学東京文理科大学などの講師を務めた。

1936年、『国体の本義』編纂委員となり、国史担当[1]。 1939年、『概観維新史』編述主任に就いた。1940年に維新史料編纂官を退官し、東京女子高等師範学校教授・上智大学教授となった[2]

1946年に死去。

家族・親族

著作

著書

編纂

吉川経幹周旋記』(全6冊) 倉橋泰聡共編、日本史籍協会

  • 『防長四境の役』江木千之共編、1926
  • 五卿滞在記録』編、日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1927

岩倉具視関係文書』(全8冊)編、日本史籍協会 (日本史籍協会叢書) 1927-1940

  • 『鳥取池田家文書』(第3) 編、日本史籍協会 1927
  • 所司代日記』編、日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1928
  • 『藩制一覧表』(全2巻) 編、日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1928-1929
  • 『遣外使節日記纂輯』(全3冊)編、日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1928-1930
  • 渋沢栄一滞仏日記』編、日本史籍協会 1928
  • 『朝彦親王日記』久邇宮朝彦著、編、日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1929
  • 嵯峨実愛日記 原題続愚林記』(全3冊)編、日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1929-1931
  • 橋本実梁陣中日記』編、日本史籍協会 1929
  • 吉田東洋遺稿』編、日本史籍協会 1929
  • 『川勝家文書』編. 日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1930
  • 『夷匪入港録』(全2冊)編、日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1930-1931
  • 『採襍録』(全2冊)編、日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1931
  • 『楫取家文書』(全2冊) 編、日本史籍協会, 1931
  • 広沢真臣日記』編、日本史籍協会, 1931
  • 『長崎警衛記録』井上信元著、編、日本史籍協会 (日本史籍協会叢書) 1932
  • 『明治戊辰局外中立顛末』編. 日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1932
  • 薩藩出軍戦状』(全2冊) 編. 日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1932-1933
  • 川路聖謨文書』(全8冊)藤井甚太郎共編、日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1932-1934
  • 中山忠能履歴資料』(全10冊)藤井甚太郎共編、日本史籍協会(日本史籍協会叢書) 1932-1935
  • 『尾崎忠征日記』(全2冊)編、日本史籍協会 1932
  • 徳川昭武滞欧記録』(1-3) 編、日本史籍協会 1932

関連資料

脚注

  1. ^ 「国体の本義」編纂委員決まる『大阪毎日新聞』昭和11年6月2日(『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p712 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  2. ^ コトバンク20世紀日本人名事典
  3. ^ a b c d e f g h 大塚武松『人事興信録』第8版、昭和3(1928)年
  4. ^ 大塚範佐帝国海軍人名辞典



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