大ガイバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 13:30 UTC 版)
「ムハンマド・ムンタザル」の記事における「大ガイバ」の解説
ムハンマド・ムンタザルから第4代の代理アリー・イブン・ムハンマド・アッ=サマッリーへもたらされた最後の通信には、「そなたの死より、大ガイバの時代が始まろう。したがって以降、アッラーが私の姿を現させるまで、私に逢う者は誰もあらぬ。我が再帰は長いときののち、人々が待つことに倦み、信仰が弱まり「なんと!いまだに生きておられるのか!」などと言うようになったころであろう、と。 この通信のとおり、ムハンマド・ムンタザルに逢ったと称する者は虚言を吐いた者以外にいないとされている。 別の通信ではムハンマド・ムンタザルは次のように言ったとされる。「安んぜよ。アッラーと結縁する者は誰もあらぬ。我を否む者は我らのうちからは出ぬ。救済(ファラジュ)の現出はただアッラーにのみ依る。ゆえに我が再帰の時を定める者は偽りを言う者。我が存在の隠蔽の利は、目には見えない雲に隠れた太陽の利の如きもの」。 イマーム不在となる期間の信徒らの求める導きについては次のように言ったという。「我らの伝承を伝える者に照会せよ。彼らはそなたらへの我がフッジャ(証明)。我は彼らへの神のフッジャなれば」。
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