多毛症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 14:46 UTC 版)
多毛症(体毛・顔毛の過剰な成長)に有効であることが多くの研究で確認されている。この適応症において中等度の有効性を有し、全体的なエビデンスの質は中等度であると考えられる。肝毒性のリスクのためスピロノラクトン、酢酸シプロテロン、フィナステリドなどの他の抗アンドロゲン剤と比較して不利ではあるが、多毛症の治療においてこれらと同等以上の有効性を示す。62.5-750mg/日の用量で多毛症の治療に使用されている。ある研究では、多嚢胞性卵巣症候群の女性の多毛症を有意に減少させ、125、250、375mg/日の各用量では効果に有意な差がないことが示された。加えて、フルタミド125mg/日とフィナステリドの併用は、フルタミド125mg/日の単独投与と比較して、多毛症の治療により有効とは言えないという研究結果がある。これらの知見から、用量を抑えて用いることで、多毛症に対する効果を損なわずに肝毒性のリスクを下げられる可能性が示される。但し、非常に低用量でもリスクは残ると判明している。
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