外野フェンスを直撃した打球が行方不明に
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 08:39 UTC 版)
「田中広輔」の記事における「外野フェンスを直撃した打球が行方不明に」の解説
2017年6月23日の対阪神戦(マツダスタジアム)1回裏の第1打席で、阪神の先発ランディ・メッセンジャーから打った打球は、左翼手・福留孝介が頭上にかざしたグラブをかすめた末に外野のラバーフェンスを直撃。審判団はこの打球をいったん本塁打と判定したが、打球の行方が分からない状況での判定であったことから、阪神の首脳陣は審判団にビデオ判定を要求した。審判団がリプレー映像で確認したところ、ラバーに生じていた小さな裂け目からフェンスの内部へ打球が飛び込んでいたことが判明したため、審判団はこの打球を二塁打とみなして試合を再開した。6月24日も同カードの開催を控えていたことから、広島球団では試合後に急遽裂け目を修復した。 マツダスタジアムでは、毎年のシーズン終了後に外野フェンスを張り替えているが、ラバーに用いられている素材が柔らかいため、外野手がフェンスに登って捕球する練習などで傷が付きやすく、田中曰く「以前の守備練習で、チームメイトの松山竜平外野手がラバーフェンスに登っての打球処理を試みた際に、スパイクの刃がラバーに当たった影響で偶然裂けた」という。また、責任審判の橘高淳は試合後に、「捕球を試みた福留と打球が重なり、打球が見当たらなかった。まさかラバーをぶち破るとは思っていなかったため、打球を確認する意味でもいったん本塁打と判定してから、すぐにリプレー検証へ入ろうと判断した。打球がラバーを抜けたシーンに遭遇したことは初めて。」と述べている。
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