外来魚に対して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 09:43 UTC 版)
圃場整備や河川改修、岸辺の護岸化による環境改変とそれに伴う二枚貝の減少、ブラックバスやブルーギルなど外来魚の移入により生息が圧迫されることは他のタナゴ類と同様で、本種も例外ではない。しかし琵琶湖では、かつて多産したヤリタナゴやシロヒレタビラ、イチモンジタナゴ、バラタナゴ等がブラックバスの食害により大きく個体数を減らす中、本種は湖東、湖北を中心に比較的個体数を維持しており、タナゴ類の優占種となっている。他地域においても、本種がバスの存在にも関わらず個体数を維持する例がみられ、高い遊泳力や秋産卵型の生活史を持つことがバスの生態に対して有利に働くものと考えられている。2008年現在、日本在来のタナゴ類で本種のみが環境省レッドリストに記載されていない。
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