変速速度制御バルブ
CVTの油圧制御タイプにおいて、走行中に最小変速比~最大変速比間の目標変速比に合わせるため、プライマリープーリーシリンダーへオイルの流出入量を制御するバルブ。目標値信号はあらかじめ設定した3次元データ(変速比、車速、アクセル開度)に基づいて、アクセルに連動する変速カムがこのバルブに作用し、車速はプーリー遠心油圧がバルブに作用する。例えば全開加速では、全開条件で設定された車速に応じた変速比に合わせる制御をして、エンジン回転一定のままで、車速を上げるCVT独特の運転が行われる。この方式では違和感があり、近年エンジン回転上昇を車速上昇に同調させる制御が取り入れられている。そのほかダウンシフト速度の制御も重要である。
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