壁面構成とは? わかりやすく解説

壁面構成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 22:54 UTC 版)

ノートルダム大聖堂 (パリ)」の記事における「壁面構成」の解説

下方から、大アーケードトリビューン階上廊)、高窓3層構造となっている。平的分割線が見られず、分断されることなく上昇する小円群が目立ち垂直線強調されている。初期ゴシック建築では、4層式(大アーケードトリビューン側廊の上通路トリフォリウム、高窓)が一般的であった。そのため、ノートルダム大聖堂創建当初4層構成にされており、トリビューン高窓の間にもう一つの層があった。しかし、ノートルダム大聖堂場合左右側廊二重で五廊式バシリカ形式であるため、中央身廊部に十分な光が入ってこなかった。そのため13世紀初め外光より取り入れるために、高窓部分拡張し3層構成改造された。こうして、13世紀大聖堂では例外的にトリビューン残し採光のため高窓を下の層まで大きく伸ばし中間層取り除かれ構造となった側廊二重にされ、またトリビューンもあえて残されたのは、多く人びと収容したいという思いからだと考えられている。実際に大聖堂内には9000人をも収容でき、トリビューンには1500人もの人々が昇れるようになっている

※この「壁面構成」の解説は、「ノートルダム大聖堂 (パリ)」の解説の一部です。
「壁面構成」を含む「ノートルダム大聖堂 (パリ)」の記事については、「ノートルダム大聖堂 (パリ)」の概要を参照ください。

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