場の関係としてのオームの法則とは? わかりやすく解説

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場の関係としてのオームの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 04:20 UTC 版)

電気伝導率」の記事における「場の関係としてのオームの法則」の解説

電気伝導率用いることでオームの法則を場(位置ベクトル r の関数)の関係式として表現することができる。図2のように r の周りに、側面が E(r) に平行な無限小円柱考える。このときの抵抗内の点 r の電気伝導 σ(r)電場強さを E(r)電流密度を j(r) とすると場の関係式としてのオームの法則は、 j ( r ) = σ ( r ) E ( r ) {\displaystyle {\boldsymbol {j}}({\boldsymbol {r}})=\sigma ({\boldsymbol {r}}){\boldsymbol {E}}({\boldsymbol {r}})} …(1) と表すことができる。式(1)は図2の無限小円柱底面間の電位差断面流れ電流によって導出することができる。無限小円柱断面積dA、高さを dl とすると、底面間の電位差 dVd V = E ( r ) d l {\displaystyle \mathrm {d} V=E({\boldsymbol {r}})\mathrm {d} l} …(2) 断面 dA流れ電流 dId I = j ( r ) d A {\displaystyle \mathrm {d} I=j({\boldsymbol {r}})\mathrm {d} A} …(3) である。この円柱抵抗は(抵抗率は定義より ρ = 1/σ であるから) R = 1 σ ( r ) × d l d A {\displaystyle R={\frac {1}{\sigma ({\boldsymbol {r}})}}\times {\frac {\mathrm {d} l}{\mathrm {d} A}}} …(4) である。ここでオームの法則 d I = d V R {\displaystyle \mathrm {d} I={\frac {\mathrm {d} V}{R}}} …(5) の両辺に式(2)〜(4)を代入すると、 j ( r ) d A = E ( r ) d l d l σ ( r ) d A {\displaystyle j({\boldsymbol {r}})\mathrm {d} A={\frac {E({\boldsymbol {r}})\mathrm {d} l}{\frac {\mathrm {d} l}{\sigma ({\boldsymbol {r}})\mathrm {d} A}}}} …(6) よって j ( r ) = σ ( r ) E ( r ) {\displaystyle j({\boldsymbol {r}})=\sigma ({\boldsymbol {r}})E({\boldsymbol {r}})} …(7) と導出できる。向き含めて表すと式(1)になる。

※この「場の関係としてのオームの法則」の解説は、「電気伝導率」の解説の一部です。
「場の関係としてのオームの法則」を含む「電気伝導率」の記事については、「電気伝導率」の概要を参照ください。

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