執政官および属州総督
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 16:58 UTC 版)
「マルクス・リウィウス・ドルスス」の記事における「執政官および属州総督」の解説
紀元前112年にドルススは執政官に就任する。同僚執政官は、やはりプレブスであるルキウス・カルプルニウス・ピソ・カエソニヌスであった。ドルススは紀元前122年の護民官時代からの仕事、すなわち公有地法の改定を継続していたとする説があるが、F. ミュンツァーはこの仮説は十分に立証されていないとしている。その後前執政官(プロコンスル)としてマケドニア属州総督を務めた、そこではトラキアおよびスコルディスキとの戦争が起こっていた。この戦争に関する古代の記録はあまり残っていない。この両者に対する作戦において(紀元前111年-紀元前110年)、ドルススは敵に勝利し、戦争が完全に終結したわけではなかったものの、指揮権をマルクス・ミヌキウス・ルフスに引き渡した。ローマに戻ったドルススは凱旋式を実施するが、これはリウィウス氏族にとって三度目の凱旋式であった。
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