型を持たない変数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/09 06:51 UTC 版)
「Risa/Asir」の記事における「型を持たない変数」の解説
Asir のプログラム変数は必ずASCIIの大文字で始まり、Asir では通常はプログラム変数を宣言することはしない。Asir の各対象はそれぞれ必ず何らかの型を持っているが、プログラム変数にはどんな型を持つ対象でも代入できるという意味で「変数には型が無い」。型を持たない変数を用いることによる豊富な代入操作が可能である。また、函数内に現れる変数は全てデフォルトで局所変数となる。大域変数を利用するには extern の宣言が必要である。 Asir では不定元と変数は明確に区別され、不定元は数学で用いる意味と同じく係数体上超越的な元である。よって不定元に何らかの値を代入するというのは、概念的に不適当であるとともにシステム的にも不正な操作である。しかしながら、変数に対する規約と異なり不定元及び函数名はASCIIの小文字で始まるため、実用上は不定元に対し意図せぬ代入が行われる心配は無用である。
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