地球の雪との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/22 16:57 UTC 版)
無人探査機マゼランのレーダー観測では、金星の標高の高い地域からの反射波が強いという結果が得られた。反射波が強い場所ほど白く描画されるように設定すると、まるで金星の標高の高い場所には雪が積もっているようにも見える。しかしながら、金星の標高の高い場所に見られる白く描画された部分は、「雪」と言っても、地球上の同じく標高の高い場所などで見られる雪のように、水によってできているわけではない。金星の表面は、乾燥している上に、気温は2014年現在で知られている限りにおいて400℃を下回ることはないため、水は存在できないと考えられている。ましてや、それが凍った雪(氷)など金星表面に存在できるわけがないとされている。
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