地形的要因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 01:31 UTC 版)
風食は地形に影響される。風食強度は風衝地の裸出部や地形の起伏に左右される。 斜面の形状 凹状斜面において、雪の吹き寄せ層(吹き溜まり)の深さは斜面の下方で増加する。一方凸状斜面では積雪は吹き飛ばされ、雪層の深さは非常に浅い。雪層は土壌水分を増加させ、土壌のコンシステンシーが増加するため、風食に対する抵抗が強くなる。 斜面の向き 風食の発生・発達に関して最も重要な因子は風向の卓越方向と斜面の向きの関係である。 南および西向きの斜面は、太陽幅射を受ける斜面であるため、土壌が早く乾燥する。その結果、有機質はより早く分解して土壌のコンシステンシーが減少する。このことが風食の危険性を増加させる。
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