土質力学表面調査器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/30 02:21 UTC 版)
「サーベイヤー7号」の記事における「土質力学表面調査器」の解説
土質力学表面調査器は月面の土壌を持ち上げ、掘り、削り取り、溝を作るために設計され、月面物質を移動させ、月面の特性を決定するために写真を撮影した。サンプラーは主に鋭い刃やコンテナが付いたスコップであり、コンテナは電気モーターで開閉が可能であった。スコップの平たい端の部分には2個の長方形のU字型磁石が埋め込まれていた。スコップはパンタグラフでできた腕の先にあり、腕の部分はモーターによって宇宙船の近くから1.5mの距離まで伸ばすことができた。腕部は+40度から-72度まで動くことが可能であり、モーターによって130mmまで上げることができた。また重力とばねの力で月面に叩きつけることもできた。スコップはテレビカメラの下の位置にあり、このため展開に失敗したアルファ散乱装置に届き、適正な位置に動かすことが可能であった。運用中、16回の稼動、7回の溝堀、2回の叩きつけに成功している。月面へのアルファ散乱装置の展開失敗を免れさせただけでなく、装置を影にしたり、他のサンプルの評価のために動かしたりもした。1968年1月11日から1月23日にかけて36時間完璧に行われた。装置は2月14日にも操作に反応し、月の夜を耐えたことが確認されたが、電力的に操作を支えきれなくなった。
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