土岐頼芸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 16:10 UTC 版)
美濃の守護大名・土岐政頼の弟。兄との相続争いに敗れた後、郊外の鷺山に館を与えられて逼塞し、以後毎日遊芸に明け暮れて生活していた。しかし長井利隆が連れてきた道三を知りその多種多芸な才に魅了され、閑暇を持て余してたことから無聊の慰め役として臣下に加える。道三が魔術的な策謀で自身を守護職に就けたことによって改めて道三に傾倒し、無二の能臣として大いに寵愛した。その日常は懶惰を極め、昼夜を問わず酒色に耽るばかりの生活を送っている。唯一の取り柄は画才で、その筆による鷹の絵は「土岐の鷹」と呼ばれて京の好事家の間で珍重されているが、画才がなければ何のためにこの世に存在してるかわからないような人物。怠惰で多情であるという頼芸の人物を見抜いた道三は、酒色に惑溺させて政務から遠ざけ、自身が美濃国の実権を握った。
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