国防政策指針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 02:58 UTC 版)
「ブッシュ・ドクトリン」の記事における「国防政策指針」の解説
同ドクトリン作成の原点は、1992年3月、先代ブッシュ政権下で非主流派に甘んじていたディック・チェイニー(国防長官)、ポール・ウォルフォウィッツ(政策担当国防次官)、ルイス・リビー(国防次官補、肩書きは何れも当時。またこの3人は全員ネオコン)らによって取りまとめられた46ページに及ぶ極秘事項の国防文書にある。その骨子は次のようなものである。 世界の秩序は米国によって維持されなければならない。必要とあらば米国は、単独でも行動する。 大量破壊兵器の製造及び使用、若しくはその恐れのある国家に対しては先制攻撃も辞さず、ミサイル防衛の整備は急務である。 圧政国家、とりわけ、イラン、イラク、北朝鮮の脅威に対する対処は急務である。 しかし、同政権下ではジェームズ・ベーカー国務長官やコリン・パウエルアメリカ統合参謀本部議長らの影響力が絶大で、同文書が日の目を見ることはなかった。
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