国立大聖堂としての今日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 14:56 UTC 版)
「聖パトリック大聖堂 (ダブリン)」の記事における「国立大聖堂としての今日」の解説
今日では大聖堂はいくつかの公の国家行事が行われる場所となっている。英国在郷軍人会連盟 (en:The Royal British Legion) が主催しアイルランド大統領が出席するアイルランドの英霊記念日 (en:Remembrance Day) 式典は毎年11月にここで執り行われている。また聖歌奉仕(9つの日課と聖歌 (en) の奉仕)は毎年12月24日を含めて12月に2回祝われ、これはダブリンの生活の華麗な目玉となっている。 ダグラス・ハイドとアースキン・ハミルトン・チルダース (en)、この2人のアイルランド大統領の葬儀はそれぞれ1949年と1974年にここで行われた。ハイド大統領の葬儀時、国教会信徒であったノエル・ブラウン(en)を除いた時のアイルランド政府と、野党のメンバーでは同じく国教会信徒であったチルダースを除いた人たちは、教会のロビーの外に待機していた。これは、この葬儀が行われた当時において教皇庁はカトリック教徒に対して非カトリック教会に足を踏み入れることを禁じていたためである。 チルダースは任期中に死亡したため、彼の国葬 (en) は大々的に行われた。参列者はベルギー国王ボードゥアン1世、アメリカ合衆国副大統領スピロ・アグニュー(ニクソン大統領の代理であった)、ルイス・マウントバッテン伯爵(エリザベス2世の代理)、イギリスの首相ハロルド・ウィルソンと前首相エドワード・ヒースらを含んでいた。 2006年には亡命者保護を求める18名のアフガン難民の一団によって、彼らがトラブルを起こさずに立ち去るまでの数日間占拠された。
※この「国立大聖堂としての今日」の解説は、「聖パトリック大聖堂 (ダブリン)」の解説の一部です。
「国立大聖堂としての今日」を含む「聖パトリック大聖堂 (ダブリン)」の記事については、「聖パトリック大聖堂 (ダブリン)」の概要を参照ください。
- 国立大聖堂としての今日のページへのリンク