国旗・国歌に関する事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 09:10 UTC 版)
「広島県立世羅高等学校」の記事における「国旗・国歌に関する事件」の解説
1999年(平成11年)2月28日、当時の校長石川敏浩が自宅で自殺する事件が起こった。その前日までに同年度卒業式における君が代斉唱や日章旗掲揚の実施について同校教職員と揉めていたからである。後日発見された遺書には、「何が正しいかわからない、自分の管理能力がないことかもしれないけれども、選ぶ道はどこにも見当たらない」と記述されていた。 同自殺事件の翌日、関係者一同沈痛な雰囲気で同校卒業式が挙行されたが、結局君が代斉唱は為されなかった。 同自殺事件は、同年8月に『国旗及び国歌に関する法律』(国旗国歌法)が成立するきっかけとなった。また、地方公務員災害補償基金広島県支部は、校長の自殺を教職員の執拗な抵抗に追い込められたことが要因であるとし、2006年に公務災害に認定した。「国旗及び国歌に関する法律#背景」も参照
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