呪われた映画祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/08/11 13:54 UTC 版)
「オブジェクティフ49」の記事における「呪われた映画祭」の解説
1949年7月29日 - 8月5日、ビアリッツで開催。 主催者は、コクトー、バザン、オリオール、ピエール・ブロンベルジェ、ドニオル=ヴァルクローズら。 賛同者は、グレミヨン、ブレッソン、クレマン、レイモン・クノー、モーリアックら。 下記16本を含めた20本が上映された。 ロベール・ブレッソン「ブーローニュの森の貴婦人たち」 ジャン・グレミヨン「高原の情熱」 ジョン・フォード「果てなき船路」 ジャン・ヴィゴ「アタラント号」完全版 ジャック・タチ「のんき大将脱線の巻」 オーソン・ウェルズ「上海から来た女」 ルネ・クレマン「鉄路の闘い」 ジャン・ルノワール「南部の人」 ロバート・モンゴメリー「湖中の女」 テイ・ガーネット「郵便配達は二度ベルを鳴らす」 アラン・レネ「ゲルニカ」 ジャン・ヴィゴ「新学期・操行ゼロ」 ジャン・ルーシュ「悪霊たちのダンスへのイニシエーション」 ニコラス・レイ「夜の人々」 ルキノ・ヴィスコンティ「郵便配達は二度ベルを鳴らす」 ルチアーノ・エンメル「ゴヤ 戦争の災害/聖イシドーロ祭」撮影マリオ・バーヴァ ケネス・アンガー『花火』 このラインナップの思想が、のちの『カイエ』あるいはヌーヴェルヴァーグの作家たちに受け継がれることになる。 コンペティションがあり、ルーシュ『悪霊たちのダンスへのイニシエーション』がグランプリを受賞、詩的映画部門のグランプリは、19歳のケネス・アンガーが撮った『花火』。 1950年、第二回を開催、終焉を迎える。
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