周回コースへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 02:49 UTC 版)
「イースタン航空401便墜落事故」の記事における「周回コースへ」の解説
23時35分09秒、EA401便は進入管制に無線をつなぎ、高度2,000フィートに達したことと、前脚の表示灯を確認する必要があることを伝えた。これに対し進入管制は、左に90度旋回するよう返信した。空港付近の決められたコースを周回して再度進入コースへ戻るためであった。EA401便はこれを了承して左旋回を開始した。 23時36分04秒、操縦を担当していた副操縦士にオートパイロット(自動操縦装置)を作動させるよう機長が指示した。トライスターは当時最新鋭のオートパイロットを備えており、方位や高度、速度などをセットすると、それに沿って自動で飛行できた。副操縦士はオートパイロットを作動させると、管制から指示された飛行方位をセットした。 続いて副操縦士が前脚の表示灯を取り外して調べたところ、ランプが切れていた。問題はその後だった。副操縦士が表示灯を元に戻そうとして誤った向きに差し込んでしまった。表示灯は中途半端に嵌って動かなくなった。 23時37分08秒、機長は航空機関士に対して、操縦室の床下にある電子機器室(エレクトロニクス・ベイ)に入って前脚の状態を目視確認するよう指示した。電子機器室には前脚の機構の一部が見える「のぞき窓」があり、脚が正しく降りたか確認できるようになっていた。
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