ふきよせ‐こうか〔‐カウクワ〕【吹(き)寄せ効果】
吹き寄せ効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 11:21 UTC 版)
また、台風や発達した低気圧の下で暴風が吹き荒れる天候下で、湾などの入り組んだ地形の湾口から湾奥部へと暴風が吹きこむと、海水が吹き寄せられて湾奥部で海水面がかさ増しされる。また、風波に伴う平均的質量輸送も海岸の水位を上昇させる。 V字型の湾の場合、奥になるほど波が高くなる。また、湾の中でも水深が低い遠浅の湾の方が吹き寄せ効果は高くなる。高潮が陸地に押し寄せる方角と台風の風向きが同じ場合は、高潮の流速が暴風によって加速され、破壊力を増す。豪雨により、陸地部分が浸水を起こすと、高潮の波高をさらに上昇させる要因にもなる。
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