各教委の教科書採択
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「八重山教科書問題」の記事における「各教委の教科書採択」の解説
2011年8月26日、石垣市教委では5人の教育委員で採択を行うことになった。石垣市教育委員長の仲本英立は育鵬社版の採択に反対の立場を表明し、「協議会の少数意見を組み入れる形で決めてはどうか」と東京書籍版と育鵬社版から採択するよう提案した。しかし、他の委員から「ここでは、協議会の答申を承認するか、しないかしか議論できない」と指摘があり、多数決をとるよう促された末、石垣市教委では最終的に賛成3票、反対2票で育鵬社版を採択した。同日、与那国町教委でも3人の教育委員が育鵬社版を採択した。 8月27日の竹富町教委では5人の教育委員が育鵬社版を全会一致で不採択とし、協議会で次点だった東京書籍版を採択するよう緊急動議が出された末、東京書籍版の採択が決まった。議論の過程では調査員の報告を尊重すべきという意見ばかりで、育鵬社版を不採択とする根拠として報告書が引用され、報告書が反対派のパンフレットを丸写ししているという問題は全く無視された。協議会で公民教科書の育鵬社版と同様に調査員が推薦していない教科書が選定されたケースとして「技術・家庭」の開隆堂出版版があったが、これについては竹富町教委は「課題が無いことを確認した」として採択を決めている。
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