史跡・特別名勝・名勝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 17:00 UTC 版)
大仙院書院庭園(国の史跡・特別名勝)室町時代を代表する枯山水庭園である。本堂(方丈)北東の室である「書院の間」の北から東にかけて築庭されている。鶴島と亀島の間の蓬莱山から流れ落ちる滝が、大河となって大海に流れ込む様を表現し、滝、橋、舟などをすべて石で表す。狭い面積に広大な景観を表現したもので、開祖古嶽宗亘による作庭とみられる。庭は以前は杉苔で覆われていたが、1953年に白砂敷きに復元された。東京国立博物館に所蔵される江戸時代後期の大仙院石庭の起こし絵図(折り畳み式の立体絵図)と比較すると、現在の庭は旧状をよくとどめていることがわかる。庭を横切る渡廊は前述の起こし絵図に基づき、1961年に復元されたものである。 大仙院庭園(国の名勝) - 方丈の南側および周囲の庭園。方丈南庭は白砂の中に2か所の砂盛を配したのみの簡潔な庭である。 旧方丈障壁画花鳥図のうち(狩野元信筆) 同左 同左 同左
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