古典シリア語版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 14:06 UTC 版)
イスラム教圏でこのイスカンダル竜退治伝説が知られるようになった源流は、7世紀にシリア語に起こされた『アレクサンドロス・ロマンス』(偽カリステネス)だとされる。同作においては、アレクサンドロスが、小ぶりの牛を生贄にさせるなど数日間のじらしをかけて竜を攻略し、ついに腹をすかせた竜のために大き目の牡牛を用意させ、身をそぎ、石膏、ピッチ(瀝青)、鉛、硫黄を詰めさせ、それを食らわせた。すると竜は頭をどっと地につけて、口をあんぐりと開けたので、その中に熱した真鍮の玉を放り込ませると、竜は息絶えた。
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