口取り菓子とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 食物 > 菓子 > 菓子 > 口取り菓子の意味・解説 

くちとり‐がし〔‐グワシ〕【口取り菓子】

読み方:くちとりがし

茶会で、を出す前に器に盛って出す菓子くちとり


口取り菓子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/31 19:17 UTC 版)

口取り菓子(くちとりがし、くちとりかし)は、本膳料理に添えられる菓子。通称「口取り」。


  • ここでは、北海道での口取りについて記述する。

概要

御節料理に模した北海道・青森県などに伝わる郷土菓子。年末に製造され正月に食される。そのほか東北地方北部の各地にも分布する。

各地の口取り

北海道および青森県では、正月に食される御節料理(口取り肴)に模した菓子として、海老宝船松竹梅など縁起物に模して作り、専用の重箱(折箱)に入れられ正月に食する。現在は、北海道・青森県の大手製パン業者・和菓子店・一般菓子店でも製造・販売され、種類は多種多様である。クリスマス終了とともに店頭に並ぶ。青森県、秋田県北部では正月以降もごく少数ではあるが販売されている場合がある。

北海道の口取り菓子
  • 青森県内では雲平と呼ばれる場合がある。かつて昭和末期ごろまでは海老・鯛とともに渦巻き模様の雲平餅がセットになっていたが、平成以降世帯人数の減少に伴いセット内容が次第に縮小し、下記のでできた海老・鯛の2点のみになっても「雲平」の呼称が名残として用いられている。また一方で、海老・鯛が雲平餅(米粉と砂糖を水でこねたもの)で作られたものも一部にある。こちらは正月以外の吉事に用いられた。これも着色し寒天を塗っているため見掛けでは区別が困難であり、「雲平」として販売されている場合は原材料表記を確認するより術はない。
口取り菓子(北海道)

製品概要

  • 白餡を用いた練り切り、その他羊羹和菓子など。型に入れ成型し、内部に黒こし餡を用いたもの(青森県内では主流)や、表面に寒天を塗り餡の乾燥を防いでいるものがある。通常は海老と鯛が対となって(の場合もあり)パッケージされ、価格に応じて羊羹や他の品物が増えるが、海老と鯛が別々に販売されている場合もある。

関連項目


「口取り菓子」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



口取り菓子と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「口取り菓子」の関連用語

口取り菓子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



口取り菓子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの口取り菓子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS