参加者の不利益
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 17:52 UTC 版)
「ボランティア・コンピューティング」の記事における「参加者の不利益」の解説
消費電力の増加: 一般的に、CPUは、アイドル状態の時と比較してアクティブな時の方が多くの電力を消費する。さらに、ボランティアが参加したいという願望により、一晩中パソコンの電源を入れっぱなしにしたり、サスペンドのような省電力機能を無効にすることがある。さらに、パソコンが十分に冷却できない場合、ボランティアのCPUに負荷がかかることでオーバーヒートする可能性がある。 パソコンの性能低下: パソコンの使用中に、ボランティア・コンピューティングのアプリケーションを実行されると、パソコンのパフォーマンスに影響が出ることがある。これは、CPU、CPUキャッシュ、ローカルストレージ、ネットワーク接続の使用量が増えることが原因である。RAMが制限されている場合は、ディスクキャッシュのミスやページングが増加する可能性がある。ボランティア・コンピューティング・アプリケーションは通常の場合、より低いCPUスケジューリング優先度が実行されるため、CPUの競合を緩和するのに役立つ。 これらの効果は目に見えない場合も目に見える場合もあり、たとえ目立ったとしても、ボランティアは参加の継続を選択をする場合がある。しかし、消費電力の増加は、クライアントが使用するプロセッサの割合を制限するオプションを設定することによって、ある程度まで改善することができる。
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