原田宇陀児とは? わかりやすく解説

原田宇陀児

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 22:38 UTC 版)

原田 宇陀児(はらだ うだる)は、フリーランスゲームシナリオライター小説家。既婚者[1]

略歴

1996年頃から、武蔵野美術大学で知り合った高雄右京や撫荒武吉、パソコン通信東京BBSで交流があったR賀(藤倉和音)、たもりただぢらと共に、Leafビジュアルノベルシリーズの同人作家として活動。

撫荒がグラフィックを担当したアダルトゲーム『スタープラチナ』(カスタム)にテキスト担当として参加後、髙橋龍也に見出され、アクアプラスへ入社。『WHITE ALBUM』のシナリオに抜擢され、強烈な個性は賛否両論ながらも人気を博した。以後もプレイステーション版『To Heart』のシナリオリニューアルや『誰彼』の企画に携わっていたが、諸事情から企画を放棄し、退社。

2004年エルフから発売された『下級生2』にシナリオライターとしてクレジットされていたが、途中降板。同年、小説誌『ファウスト』(Vol.3 2004 SUMMER)にて、初の小説作品『サウスベリィの下で』を発表。「新伝綺」と銘打たれたアダルトゲームシナリオライター特集の一作だったが、伝奇要素は皆無で、私小説風のメタミステリだった。

2005年ムックアイドルマスター キャラクターマスター』(一迅社)に特別ゲストとして参加。ショートストーリー『I.M.』を発表。

2006年、漫画誌『コンプエース』Vol.4に『ほしをつぐもの』を発表。前年に同人誌で発表した『』の二次創作漫画『重力が衰えるとき』に続いて、漫画原作を担当した。

2007年より2009年まで、ガガガ文庫大槻ケンヂの小説『新興宗教オモイデ教』外伝シリーズを執筆し、オリジナル小説『風に乗りて歩むもの』を刊行。その後は長く沈黙している。

作品

ゲーム

小説

  • サウスベリィの下で(『ファウスト』Vol.3、講談社、2004年7月。イラスト:405(ED) / ノベルバノベルズ、ビーグリー、2020年12月。イラスト:ろ樹)
  • I.M.(『アイドルマスター キャラクターマスター』、一迅社、2005年12月)
  • 新興宗教オモイデ教外伝 - 監修:大槻ケンヂ イラスト:津路参汰ニトロプラス
    • 新興宗教オモイデ教外伝1 桜月事件 〜祓除探偵「Z」の冒険〜(ガガガ文庫小学館、2007年5月)
    • 新興宗教オモイデ教外伝2 〜夜考事件〜(ガガガ文庫、小学館、2008年3月)
    • 新興宗教オモイデ教外伝3 〜夜考物語 壊真の火〜(ガガガ文庫、小学館、2009年1月)
  • 風に乗りて歩むもの - イラスト:ringo (ガガガ文庫、小学館、2009年12月)

漫画原作

その他

脚注

  1. ^ 『新興宗教オモイデ教外伝2』のあとがきによる。

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