原書の所在について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/24 15:44 UTC 版)
刊行以来、『三国志後伝』が他の書籍において論じられることはほとんどなく、わずかに明代の張無咎が『批評北宋三遂新平妖伝叙』において、また清代の劉廷璣が『在園雑志』において論評した程度であり、中国の小説研究家である譚正璧が『古本稀見小説匯考』(1984年)においても「現已不知帰于何処」や「此書国内已失伝、僅偶一在史志中提及」とされ、長い間中国本土において確認されていなかった。 1931年、来日した孫楷第により、東京の村口書店において原書の一冊が発見される。1957年には、北京図書館に存在していた。1984年には、上海図書館とアメリカ議会図書館で1冊ずつ確認される。また1987年には、上海図書館と台湾中央図書館で1冊ずつ確認される。 原書については、1冊は1990年現在において、上海図書館に所蔵されていることが確認され、もう1冊は、2018年現在において、台北故宮博物院文献處に所蔵されている。
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