原作との異同
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 07:56 UTC 版)
ストーリーはほぼ原作に忠実であるものの、「孫策の呉郡攻略」や「寿春における袁術討伐」等は省略され、「公孫瓚、袁術の死」や「董承の曹操暗殺計画」などの描写は短いナレーションのみ、物語は原作では中盤にあたる赤壁の戦いで終了しているなど、未消化の箇所が多い。逆に、呂布の末路の変更や官渡の戦いのあらましの追加、諸葛亮孔明の若い時のエピソードの追加など、演出の追加や原作を補足した部分もある。 董卓は相国に就任し、後に献帝を擁護した曹操が丞相に改めているが、アニメでは初めから丞相に統一されている。 キャラクターデザインは原作にほぼ忠実であるが、原作に比べてキャラクターの頭身が高く、やや劇画調に描かれている。原作では時代経過につれて登場人物の甲冑や衣装デザインが変化してゆくが、本作品ではほぼ統一されている。 女性や子どもの、アニメ版独自のキャラクターが何人か登場している。また、原作では「蔡瑁に従属する妹」だった蔡夫人を「蔡瑁を従える姉」に改めたり、利発な孔明の妹の登場、大喬・小喬らに見せ場を与えたりと、女性キャラクターについての脚色・演出も用意されている。
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