厚岸フェリーとは? わかりやすく解説

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厚岸フェリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/22 15:11 UTC 版)

厚岸フェリー(あっけしフェリー)は、かつて北海道厚岸郡厚岸町に存在した航路


注釈

  1. ^ 当時の路線名。当該路線のうち厚岸フェリーの航路に相当する区間は、幾度の変遷を経て、2017年平成29年)現在、北海道道123号別海厚岸線となっている。
  2. ^ 工事開始及び完了の公告では北海道道霧多布厚岸線とされているが、事業開始時点では北海道道霧多布厚岸線となっている[4][5][6]
  3. ^ ただし、別途、厚岸町が年350万円を負担していた[2]
  4. ^ 1日あたりの渡船の通行量は、1930年(昭和5年)に約850人であったが、1953年(昭和28年)には約2,400人まで増加していた[10]。なお、渡船は主として人の移動のための交通機関であり、車輌や荷物の輸送は、別途艀船によって行われていた[11]
  5. ^ ただし、厚岸フェリーの事業化当時に厚岸町議会議長を務めていた久田重蔵は、「昭和34年のフェリー開通については、永年懸案の架橋に代るものというより、むしろ架橋の暫定措置としてフェリー実現の運動に入った」と1966年に振り返っている[12]
  6. ^ 前掲の久田重蔵によれば、「札幌の陳情と将に東奔西走、最後には岸田町長とともに伊藤代議士の斡旋で、池田前総理の私宅と佐藤現総理の私宅とを訪問して具さに陳情し、フェリー設置の決定的取りきめをして頂いた」とある[12]
  7. ^ 前掲の久田重蔵によれば、フェリー就航当時から「十年後には限度に達し架橋によらねば交通の消化はできぬことを言明してきた」とある[12]

出典

  1. ^ a b 「道路ニュース 「厚岸フェリー」完成」『道路建設』第140号(1959年9月号)、社団法人日本道路建設業協会、 66-67頁。
  2. ^ a b c d 日本道路公団 『国内自動車輸送船の概要』1963年、8-9頁。 
  3. ^ 昭和47年9月9日道路公団公告第48号「有料道路「厚岸フェリー」の料金の徴収期間の変更公告」
  4. ^ a b 昭和33年9月12日道路公団公告第22号「厚岸フェリー工事開始公告」
  5. ^ a b 昭和34年7月7日道路公団公告第16号「厚岸フエリー工事完了公告」
  6. ^ a b 昭和34年7月23日道路公団公告第18号「厚岸フェリー料金徴収公告」
  7. ^ 厚岸フェリー(厚岸-真竜) - 鉄道弘済会道内時刻表1968年8月号(鉄道弘済会)
  8. ^ 厚岸町 『厚岸町史(下巻)』1975年、652-653頁。 
  9. ^ 厚岸 とわの森から、とこしえの海へ(資料編) (PDF)”. 厚岸町. 2017年1月27日閲覧。
  10. ^ 厚岸町 『厚岸町史(下巻)』1975年、725頁。 
  11. ^ 厚岸町 『厚岸町史(下巻)』1975年、723頁。 
  12. ^ a b c 厚岸町役場 『厚岸の史実』1968年、120頁。 
  13. ^ はいからな旅 北海道 高速道路トリビア (PDF)”. 東日本高速道路株式会社. 2017年1月27日閲覧。
  14. ^ 厚岸町 『厚岸町史(下巻)』1975年、654頁。 
  15. ^ 厚岸町 『厚岸町史(下巻)』1975年、657頁。 
  16. ^ 厚岸町 『厚岸町史(下巻)』1975年、655-656頁。 
  17. ^ 日本道路公団 『日本道路公団二十年史』1976年、730-731頁。 
  18. ^ 日本道路公団 『国内自動車輸送船の概要』1963年、10-11頁。 
  19. ^ 厚岸町 『厚岸町史(下巻)』1975年、660-661頁。 


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