卵殻膜
卵殻膜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 02:27 UTC 版)
厚さ70 μm程度の脂質や糖質を若干含む、主に蛋白質からなるμm単位の網目を持つ格子状に組まれた不織布状繊維により構成される。卵殻膜はさらに50 μm厚の6層から成る外層(外卵殻膜と呼ぶ)と、20 μm厚の3層から成る内層(内卵殻膜と呼ぶ)に分かれ、外層と内層は気室の部分では別れて存在している。保湿性と呼吸のための通気性に優れている。
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卵殻膜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 02:27 UTC 版)
卵殻膜は中身を保湿しながら卵の呼吸に必要な通気をさせる丈夫な生体膜であり、日本では古くから野戦(戦国時代頃から)での負傷や相撲で傷に貼り早期に治療するために用いられたとされ、これを基に医療品として活用するための研究が進められている。江戸時代には内部に残留するアルブミンから目尻の皺伸ばし効果を期待し、中年以降の女性の間でパックとして貼られ、そのために卵殻膜を切り欠いて乾燥させる内職も存在した(製品は化粧用具の行商人や険しい山村では薬売りが売り歩いた)。古い記録では、中国の明朝期の医療書『本草綱目』に「雞子白皮」を使用して創傷を治療した記述がある。漢方薬としての名称は「凤凰衣(鳳凰衣)」で、清肺・咳止めとして服用、創傷に貼り付け、目の腫れに鼻から吸い込む、骨折時に服用する等の使用法がある。また同様にダチョウの卵殻膜が現地部族によっては同様に使われてきた。また虫に対する忌避作用がある何らかの物質を放出していると考えられており、北アフリカでは虫避けとしてハーブポプリを詰めたダチョウの卵殻が吊るされる。
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卵殻膜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/03 14:46 UTC 版)
卵殻膜は、卵殻を覆う透明な膜であり、茹でた卵を剥がすときに見ることができる。卵殻膜は、主としてⅠ型コラーゲンのような繊維状のタンパク質から成る。
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