単位τの提案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/14 08:37 UTC 版)
2001年、Robert Palaisは数学をより単純でわかりやすくするために基本的な円の定数であるπ(半円のラジアン値)の代わりとしてturnでラジアンの値を表すことを提案した。このとき提案した記号はπの足を2本から3本に増やしたものであった( π π = 2 π {\displaystyle \pi \!\;\!\!\!\pi =2\pi } )2010年には、Michael Hartlはこの3本足のπを2つの理由からギリシャ文字のτで代用することを提案した。それはまず τ ラジアンは円の1周 (1 turn) に対応し、 2 5 {\displaystyle {\tfrac {2}{5}}} turn あるいは 4 5 π {\displaystyle {\tfrac {4}{5}}\pi } を表すのに 2 5 τ {\displaystyle {\tfrac {2}{5}}\tau } のようなturnの分数が使えること、次にτはπと見た目が似ていて円の定数であることがそこから連想されることである。 Hartlの Tau Manifesto(タウの宣言)はπの代わりにτを用いればたくさんの式が簡単になることが示されている
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