単一障害点問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 07:03 UTC 版)
「コンテンツデリバリネットワーク」の記事における「単一障害点問題」の解説
一般にCDNを利用する場合は、単一のCDN業者を利用することになる場合が多く、当該CDNに何らかの障害が発生した場合にはそこが単一障害点(SPoF)となる問題がある。一例として、2021年6月に発生したFastlyの障害では、Amazon.com/eBay/Spotify/PayPalなどの世界的大企業も障害に巻き込まれており、一説には被害総額は1,500億円を上回るとも言われた。 耐障害性を確保するために複数のCDN業者を並行利用する「マルチCDN」と呼ばれる手法もあるが、コストやセキュリティ等の面で問題があるため、実際には「マルチCDN」の利用は現実的ではないという意見もある。また、世界的なCDN市場はアカマイ・Cloudflare・Fastlyの3社による寡占が進んでおり、そもそも選択肢が限られるという指摘もされている。
※この「単一障害点問題」の解説は、「コンテンツデリバリネットワーク」の解説の一部です。
「単一障害点問題」を含む「コンテンツデリバリネットワーク」の記事については、「コンテンツデリバリネットワーク」の概要を参照ください。
- 単一障害点問題のページへのリンク