南風原バイパスとは? わかりやすく解説

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南風原バイパス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 09:31 UTC 版)

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一般国道
南風原バイパス
国道329号バイパス
路線延長 約 2.8 km
開通年 2004年 -
起点 沖縄県島尻郡南風原町与那覇
終点 沖縄県那覇市上間
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

南風原バイパス(はえばるバイパス)は、沖縄県島尻郡南風原町から那覇市に至る、整備中の国道329号バイパス(全長約3km)である。

概要

当該区間の現道は交通量が多く兼城交差点・上間交差点間の混雑を緩和するためにバイパスを整備するもので、1995年に事業化され2000年度に都市計画を決定。2002年度には用地取得に、翌2003年度には工事に着手した。最初の供用区間となる南風原町与那覇の一部区間(L=400m)は、沿線のイオン南風原ショッピングセンター開店に合わせ2004年暫定2車線で開通。さらに2006年には那覇市新川地内の町道(L=200m)を改良して国道へ昇格させ、当該バイパスの一部に組み入れている。

しかしながら、2009年に行われた沖縄総合事務局による事業再評価の結果で当該事業の費用便益分析が0.8と事業継続の前提となる1.0を下回ったため、事務局は一転してこの事業の予算執行を当面見合わせる事を表明[1][注釈 1]、これに対し地元自治体や住民の間には一斉に反発や事業継続を望む声が拡がる事態となった[1]。 その後事務局では、従来トンネルによる立体交差で計画されていた真地交差点を平面交差へ形状変更する事、同様に従来は架け替えとされていた識名大橋を既存橋を拡幅の上で引き続き活用する事、那覇空港自動車道南風原北ICの構造を橋梁式から盛土式へ見直す事により合わせて約150億円のコスト圧縮を実現し、事業再開する運びとなった[2][3]。加えて2012年の事業再評価では、北丘高架橋の車線幅員を見直し(W=3.5m→W=3.25m)する事で橋梁幅員全体を変更(W=18.5m→W=17.5m)し、更に2.3億円のコスト削減が図られる方針が示された[4]

2019年3月21日に南風原町宮平 - 南風原町新川間(L=1.2km)が[5][6]開通したことで、現在は全体計画のうち2.0km区間が供用されている。残る未供用区間である那覇市内の0.8km区間については開通見通し公表に至っていない。全線開通後は、起点側で接続する与那原バイパスや終点側で接続する那覇東バイパスと一体的に地域の基幹道路として活用される事が期待される。

路線データ

  • 起点:沖縄県島尻郡南風原町与那覇
  • 終点:沖縄県那覇市上間
  • 延長:L=2.8km
  • 道路規格:第4種1級
  • 道路標準幅員:高架部 W=39.5m(側道含む)、一般部 W=31.0m
  • 車線数:4車線
  • 車線幅員:W=3.5m(一部高架部のみW=3.25m)、側道部 W=5.5m
  • 設計速度:V=60km/h

歴史

地理

通過する自治体

交差する道路(予定)

脚注

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注釈

  1. ^ 沖縄県では当該バイパスのほか、隣接する国道329号与那原バイパス事業と国道331号中山改良事業が凍結対象とされた[1]

出典

関連項目

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