協会、博物館、記念碑など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 10:24 UTC 版)
「アントン・ブルックナー」の記事における「協会、博物館、記念碑など」の解説
国際ブルックナー協会がウィーン国立音楽大学内に設置されており、ブルックナーの作品出版の校訂に携わっている。 ゆかりの深いザンクト・フローリアン修道院はブルックナーの墓所でもあり、聖堂の大オルガンの真下の地下墓所(クリプト)にその棺が安置されている。ブルックナーの愛用したピアノなどを展示した部屋もある。中庭にはブルックナーの像がある。「ザンクトフローリアンのブルックナーの日々 St. Florianer Brucknertage」と題する音楽祭を開催し、地元のリンツ・ブルックナー管弦楽団などにより、ブルックナーの交響曲やミサ曲などの作品が演奏されている。また、ブルックナーの作品を演奏するに際してこの聖堂を会場とすることがあり、録音も多数存在する。ヴァレリー・ゲルギエフとミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が制作した交響曲全集では、全曲が聖堂で演奏されている。 生誕地アンスフェルデンにあるブルックナーの生家は、博物館および「ブルックナーセンター」になっている。建物に面した広場にはブルックナーの像がある。アンスフェルデンからザンクトフローリアンまでの7.8km、徒歩1時間半ほどの田園風景の道には「ブルックナーの交響的散歩道 Anton Bruckner Symphoniewanderweg」と題する案内板が整備されている。 ウィーンのベルヴェデーレ宮殿の上部宮殿の脇にある平屋は、ブルックナーが『交響曲第9番』を作曲し、死去した家であり、現在は壁に記念碑が掲示されている。(内部は公開されていない) ブルックナーがオルガニストを務めたウィーン郊外のクロスターノイブルク修道院の聖堂のオルガンの柱に、ブルックナーの記念碑がある。 ウィーン市立公園(ドイツ語版)に、ブルックナーの銅像がある。
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