十三石橋 (富山県)とは? わかりやすく解説

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十三石橋 (富山県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/06 13:14 UTC 版)

十三石橋
基本情報
日本
所在地 富山県富山市八尾町福島 - 八尾町下新町
交差物件 井田川神通川水系
用途 道路橋
路線名 国道472号
開通 2019年令和元年)8月17日
構造諸元
全長 104.7 m
11 m
関連項目
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国道472号標識

十三石橋(じゅうさんごくばし)は、富山県富山市(旧八尾町)の井田川神通川水系)に架かる国道472号の橋である。

概要

  • 左岸 - 富山県富山市八尾町福島
  • 右岸 - 富山県富山市八尾町下新町

先代橋梁

  • 橋長 - 103.05 m[1]
  • 幅員 - 8.6 m(車道と歩道の合計値)[1]

現橋梁

  • 橋長 - 104.7 m[2]
  • 幅員 - 11 m[2]

橋の名称は、右岸側の下新町の小字からとられている[1]。また、2代目の橋梁は、八尾の景観をイメージとした外観となっている[2]

沿革

1891年明治24年)、最初の橋が架けられた[3]

1935年昭和10年)2月、県道八尾小杉線の橋として改めて竣工した[1]

完成当時の幅員は6.1mであったが[4]1973年(昭和48年)3月26日に当時の八尾町最大の交通量(1日当たり車2,500台、歩行者1,500人)に対応するため、上流側に歩行者専用橋(橋長91.5m、幅員2m)が架橋された[5]。また、1977年(昭和52年)に左岸側の橋脚を下流側に約2.5m拡張する隅切改良が行われ、1978年(昭和53年)3月20日に完成した[6][4]1989年平成元年)4月には、上流側に新しい幅員2.3mの歩道が新設され[1]、同年5月2日には、1988年(昭和63年)9月から約5,300万円かけて進められた補修工事が完了した。全体が緑色で統一され、欄干部分には井田川に吹く風をイメージしたパネル110枚と橋名の由来を記したパネル1枚が貼り付けられた[7]

1993年(平成5年)4月、県道八尾小杉線が国道472号へ昇格したことに伴い、同橋は国道472号の橋となった[1]

2012年(平成24年)の定期点検で、橋梁に多数のひび割れや鉄筋の腐食、橋脚の劣化が確認され、県管理の811橋(15m以上、2014年当時)の中では最も老朽化が顕著で架け替えが必要と判断された[8]2014年(平成26年)に架け替え工事に着手[2]、約200m下流に坂のまち大橋があるため仮橋を設けずに工事を行い[8]2019年(令和元年)8月17日に開通した。総事業費は約15億円[2]

脚注

  1. ^ a b c d e f 『北日本新聞』2014年9月15日付8面『とやまの橋33 十三石橋』(富山市八尾町下新町 - 福島)
  2. ^ a b c d e 『北日本新聞』2019年8月18日付20面『十三石橋開通祝う 架け替え渡り初め』より。
  3. ^ 『続八尾町史』(1973年10月30日、八尾町役場発行)1105頁。
  4. ^ a b 角川日本地名大辞典 16 富山県』(1979年10月8日、角川書店発行)430ページ
  5. ^ 『富山市史 編年史<下巻>』(2015年3月20日、富山市発行)456頁。
  6. ^ 『富山市史 編年史<下巻>』(2015年3月20日、富山市発行)457 - 458頁。
  7. ^ 『富山市史 編年史<下巻>』(2015年3月20日、富山市発行)462頁。
  8. ^ a b 『北日本新聞』2014年10月3日付3面『十三石橋(八尾)架け替え 老朽化顕著 風の盆観光 大勢が利用』より。

関連項目




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