北カマンドゥンガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 07:30 UTC 版)
「ジョグジャカルタ王宮 (クラトン)」の記事における「北カマンドゥンガン」の解説
シティンギルの南には、東西に延びる通路があり、通路の南壁にシティンギルとカマンドゥンガンを結ぶ大きな門 (Regol Brojonolo、英: Brojonolo gate) がある。南側の東・西に守衛所を備えたこの門は、王室の公的行事においてのみ開かれ、普段は閉じられている。 カマンドゥンガンならびに王宮のスリマンガンティ複合体に入場するには、東側と西側にある中庭への門 (Gapura Keben) を経由する。中庭には Keben(ゴバンノアシ〈学名: Barringtonia asiatica〉サガリバナ科の常緑高木)が植えられていることから、北カマンドゥンガンは Keben とも称される。その中央にあるパンチャニティ宮(Bangsal Ponconiti〈Pancaniti〉、英: Ponconiti pavilion)が北カマンドゥンガンの本館である。この建物はおよそ1812年まで、スルタンが裁定を下す法廷として使用されたともいわれるが、現在はスカテンならびにガレベッグなど伝統行事の際に使われる。また、この建物の南に大きな天蓋の構造物 (Bale Antiwahana) がある。
※この「北カマンドゥンガン」の解説は、「ジョグジャカルタ王宮 (クラトン)」の解説の一部です。
「北カマンドゥンガン」を含む「ジョグジャカルタ王宮 (クラトン)」の記事については、「ジョグジャカルタ王宮 (クラトン)」の概要を参照ください。
- 北カマンドゥンガンのページへのリンク